手に入れた風景
- mta-si
- 2023年7月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年7月5日
設計時には思い至らなっかったけれど、改修工事を終え住んでみて、手に入れた風景があります。そのうちの幾つかを紹介します。
1.書斎の窓からの風景
書斎の窓には、改修前はサッシに型板ガラスが入っており風景を眺めることはありませんでした。書斎が共用廊下に面しているため、マンション設計者はプライバシー対策として型板ガラスを入れたと思われます。改修工事では、既存のサッシの内側に透明の複層ガラス入りの内窓を入れたので、既存のサッシを開ければ、内窓を閉めていても外が眺められます。始めて席について窓を開けると格子越しに生駒の山が望めました。気分転換できる開放的な景色を手に入れました。


2.無垢の床板が見せる温かい木目の風景
夕方になると夕日を遮蔽するため、リビングのブラインドを下ろします。ブラインドのすき間から漏れた光が、吉野杉のフローリングに差すと、何とも温かい雰囲気の表情が生まれます。無垢の木ならではの味わいではないでしょうか。新しい癒やしの表情を手に入れました。

3.ブラインド越しの緑のカーテン
毎年、夏にはバルコニーで緑のカーテンを育てています。今年も5月に苗を植え、バルコニーの天井まで綠のカーテンが伸びました。室内からは、物干しスペース越しに緑のカーテンを見る事になるのですが、ブラインドを通してみると洗濯物の存在も紛れて、新しい綠のある風景を手に入れました。

4.本が納まった1人分の本棚
ラワンランバーで造った本棚(一人分)は、本を収めるとこんな感じになりました。書斎の長辺の壁全体を本棚にしたので、タップリ収納できると思っていましたが、以外と容量は少なく、身近に置きたい本をかなり絞り込んで収める事になりました。これも、手に入れた風景の一つです。

5.生活を始めてお気に入りになった風景
生活を始めて、リビングのソファー(風の通り抜ける)にはよく座ります。完成写真としては披露できなかったですが、このアングルの風景は設計でいろい工夫した要素が一望できて、お気に入りの風景となりました。

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